雑談 最近の悩み
誰でも美しくなれる10の法則 全米No.1ファッションアドバイザーが教える
- 作者: ティム・ガン,ケイト・モロニー,野澤敦子
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2011/07/08
- メディア: 単行本
- 購入: 37人 クリック: 908回
- この商品を含むブログ (25件) を見る
ざっくり定義のすり合わせ②「夫婦ってなに?」
こんにちは〜。
今回はざっくり定義のすり合わせの続きです。
そういえば、MBAに入学して最初に教えられたのは討議参加者に求められるマナーでした。
それは「勇気」「礼節」「寛容」。
いわゆるジェントルメンシップ的なものですね。
私たち夫婦が穏やかに議論をしながら関係構築できているのも2年間の教育の賜物かもしれません。
世の中では「MBAは使える」とか「MBAなんて使えない」とかそう言ったことがよく話題になりますが、私にとってはMBAとして学んだ知識よりも考える姿勢であったり、物事の捉え方が大きく変わったことの方が大きな収穫だったと感じています。
亀子「ねぇねぇ、この間の議論の続きだけどさ、夫婦って何だろうね?」
鶴夫「この間は、アライアンスっていうのは近いけどなんかちょっと違うよねって話していたんだよね。」
亀子「そうそう。鶴夫さんにとって私はどういう存在?」
鶴夫「あと40年間くらい一緒に生きるパートーナーだよ。」
亀子「あと40年の間には色々なことがあるだろうねぇ。」
鶴夫「うん。俺はハゲるよ。」
鶴夫「この赤いのはハゲじゃないよ!帽子だよ!」
亀子「それに子どもも欲しいし、家も買うかもしれないし、転職するかもしれないよね。あとは、親の介護とかもあるかもしれない。」
鶴夫「そうだねぇ。色んなことを二人で乗り越えていかないといけないね。」
亀子「そっか!夫婦って共同経営者みたいなものなのかも。家族っていう組織を維持継続するために、二人で色んなことを決めたり実行したり日々の活動の積み重ねなんだね。そういう意味では夫婦としてのあり方も会社経営者のあり方に重ねられるかもしれない。会社法を家族に置き換えて考えると「取締役=夫婦」は「法令=民法・第4編」や会社のルールを守る、利益相反行為を行わない、管理者としての注意義務を負うことなどの職務を全うすることが求められていると言えるね。」
鶴夫「家族を会社と考えると、今は家族っていう組織の創業期って言えるよね。関係各所への挨拶回り(家族への挨拶)、会社の設立場所(新居)を探して、会社設立登記(入籍)、創立記念パーティー(結婚式)をして...ってこの一年は家族という形になるために色んなことを計画実行するのにすっごく忙しかったよね。亀子さんが頑張ってくれたお陰でようやく落ち着いてきて、こうやって文章にできる余裕ができてきたよね。」
亀子「初期投資もほぼひと段落して、ようやく家事とか家計もルーチン化できそうな気がしてきたよ。」
鶴夫「そうだねぇ。家のこと色々とやってくれてありがとうね。これからは俺ももう少し頑張るよ!」
亀子「うん。頑張れ!」
鶴夫「はい!」
亀子「まぁ、でもさ鶴夫さんがお家のことに口を出さずに私の好きなように色々とやらせてもらっているのは感謝しています。今もこうやって色々と試行錯誤しながら好き勝手にやってるけど、そういう風に鶴夫さんが信頼して任せてくれているのは、結婚前にミッション・ビジョン・バリューの擦り合わせが出来ていたからなんじゃないかと思ってるよ。」
鶴夫「え?そんなのしたっけ???」
亀子「プロポーズされた後のクーリングオフ期間に色々と聞いたでしょ?どういう家族にしたい?とか子供をどう育てたい?とか」
鶴夫「クーリングオフ期間?」
亀子「婚約期間っていわゆる結婚契約前のクーリングオフみたいなもんじゃん?」
鶴夫「!?」
鶴夫「クーリングオフされなくて良かったー!」
亀子「結婚も一年更新制だよ。健全な組織の維持のためには定期的に、取締役の任務継続か解任かもきちんと検討しないと。」
鶴夫「...頑張ります。」
亀子「お互いに頑張りましょう。」
鶴夫「はーい!」
亀子「じゃあさ、次からはこれから家族経営を安定させていくために必要なことについて色々と考えていこうか。まずは前に擦り合わせたミッションとかについて振り返りながら評価指標について考えてみるのはどうでしょう?」
鶴夫「そうだね、そうすると経営戦略もより具体的にできるかもしれないよね。」
亀子「そうしましょう。ふぅ、今日も楽しかったー!ありがとう」
鶴夫「こちらこそ!今週もまた頑張りましょう」
→次回は「家族経営の評価指標は何だろう?」です。
ざっくり定義のすり合わせ①「夫婦ってなに?」
こんにちは。
新しい家族を作るにあたって、まずはざっくり定義のすり合わせをしていきます。
MBAの授業の中で定義のすり合わせはほぼ全ての授業で経験します。
色んなバックグラウンドの人間がいっぱいいるので議論は白熱し、本題を話す時間が無くなるなんて事もしばしば・・・。
亀子「ではまず、二人の人間が築く夫婦(そして家族)という関係の定義をしたいと思います。」
鶴夫「はーい!えっと、夫婦って違う能力とかを持っている主体が一緒に生活をしたりするってことなので、アライアンスパートナーと言えるんじゃないでしょうか?」
亀子「ふむふむ。アライアンスっていうのは”複数の企業が互いに経済的なメリットを享受するために穏やかな協力体制を構築する”っていうことだから、確かに夫婦の関係もアライアンスと言えるかもしれないね。ふむふむ、思惑が外れた際には関係解消も容易…というのも良いねぇ。」
ニヤリ…
鶴夫「それは困る...。」
亀子「まぁそれは置いておいて…アライアンスっていうのは何か一つの商品だったりプロジェクトについてお互いの利益が最大化するように協力しましょうよ、でもそれ以外のところは口出ししないでねってことだよね?」
鶴夫「そうそう。僕のイメージとしては共働きで、お互いに別に生計を立てていて、夫婦生活に関わるお金と労力を出し合って協力しているって感じかな。そして、仕事とか趣味とかについてはお互いに自由にしていきましょうっていうのも良いんじゃないかな。」
亀子「うーん…確かにお互いに自由は必要だけど、二人で共有している生活の範囲外にも責任を持つのが夫婦になるってことなんじゃないかなぁ。例えば、最近話題の不倫とか薬物使用とか・・・旦那さんが何か社会的に問題を起こした時に、奥さんにも責任があるかどうかは考え方が色々だけど、それでも奥さんが私は全く無関係ですっていうのは何だか違うよね。」
鶴夫「そうだねぇ。そこが社会的制度を使った公的な関係である夫婦と、カップルとの違いなのかもしれないね。」
亀子「そうそう。相手のことまで責任取りたくないなら同棲でも良いわけだしね。」
鶴夫「うん。」
亀子「ふぅ…楽しかったけど、今日は疲れたので、議論はここまでにしてそろそろ夕ご飯にしない?」
鶴夫「そうしよう!じゃぁ、続きはまたこんど。」
→次回はざっくり定義のすり合わせ②「夫婦ってなに?」